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| ●若者と平和 |
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天下太平を絵にかいたような中学高校時代をすごした長男もいつのまにか18歳、進学と共にこの春には上京する。いずれ社会人となる現実を感じはじているのか何やら新たな暮しの準備に落ち着かない様子です。
はじめて一人暮らしをする彼としては、少なからず不安もあるとはいえ、何かと口うるさい大人の目から逃れ、欲しいものが何でも揃う便利な都会にでることを思えば、それはそれで楽しみなところもあり、密かな宝物を引っ越し荷物に忍ばせていくのでしょう。
都会には24時間眠らない場所がたくさんあり、甘い誘惑に事欠く事はありません。
コンビニ、レンタルショップ、深夜バス、わずかなお金さえあれば、ほんの少し手を伸ばすだけで、何から何まですぐにそろってしまう暮しが待ってます。
貧しさや戦争体験を知る祖父母にしてみれば、まだまだ言いきかせておきたいこともたくさんあるのでしょうが、今の若者に過去の苦労を伝えるのは、社会環境があまりにも違い過ぎてそう簡単な話ではありません。
下流社会という本がベストセラーになっていますが、この下流というのは単に所得が低いということだけでなく、コミュニケーション能力、生活能力、働く意欲、学ぶ意欲、消費意欲など総じて人生への意欲が低い団塊ジュニアをコアとした若者世代をいうのだそうです。全てを言い当てているとは思いませんが、私にもうなずける部分があります。
浅草寺に行った時に「知足冨者」という言葉を見つけました。「世の中は欲深い人でなく、足る事を知る人こそ幸せ者だ」というような意味でしょうが、いまどきの下流社会にいる若者は、なにをさせても訳知り顔で「私は精一杯ですから、もうイイです」と「知足」を装いますが、一方で不満もよく口にするので「冨者」ではないように感じます。
ところで、こうした人々が増える現実にある日本社会は、若者たちにとって幸せな社会か否か?という疑問が私にはあります。人と競うことを避け「とりあえず今が楽しければいい」という、短絡的で向上心を持たない若者が増えている事を憂えなければならないことかどうか。
韓国には兵役があるので、若者にとって戦争はごく身近な現実です。今絶頂期にある韓流スターでさえ、兵役のためには芸能活動を休止しなければなりません。こわばった顔をした彼らのコメントを聞くと、国家への奉仕は国民としてあたりまえのことと誇らし気に語ります。
中東ではさらにきな臭く、過激なハマス政権が誕生したパレスチナは、イスラエルとの戦争が秒読みに入り、多くの若者達が銃を片手に奇声を上げてます。
戦争になれば間違いなく多くの人々が犠牲になります。
昔、日本に優柔不断な首相がいて、アメリカに派兵をせまられたときに断りきれず、代わりに国連軍に多額の負担金をを出しました。ところが国連はおろかどこの国からも感謝一つされず、国民に顰蹙をかったことがありました。私はこの事を知り、はじめは悔しいと感じました。しかし「あれでよかった。なまじ決断力のある人だったら日本は戦争に巻き込まれていたから」と話したある母親の言葉にハッとしました。
今、日本は揺れています。耐震偽装、ライブドアショック、輸入牛肉問題。いずれも社会の信頼を瓦解する事件が続いています。
下流社会、パラサイトシングル、のん気な若者、平和ボケ日本人が悪いのか、わずか15年前の戦争では、寝ボケた首相がいたお陰で出兵を免れた若者がいました。
自らの信念と思い込みの正義を御旗に戦いも辞さずという考えのリーダーがもし力を持ったらこの国はどうなるのか?少々お気楽とはいえ、呑気に暮らせる日本は間違いなく、まだまだ平和で幸せな国なのだとつくづく思います。
(Always k/s) |
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