超高齢者時代をもっと楽しく快適に!!  
 
 
 
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観光から環境もしくは健康へ
 昔ながらのしきたりには共感するところが多いので、本当の年明けは節分が過ぎてからと考えています。
 早いもので今年も一月たち、残り12分の11。私が起業したのは29歳の年ですから、その時の1年は29分の1。今年は46分の1年になるわけで、一年が早く感じるのも当たり前だといえばそういえます。
 ところで、今年は百年に一度の超暖冬だとか。冬が来る前に春になってしまいそうな陽気です。毎年暖冬といい続けて数年たちますが、今年はとうとう「超」がつきました。
 これまでも、「何かおかしい?」と感じる人は少なくなかったと思います。しかし、ほとんどの人がどうしていいのかわからぬまま、「どうも地球で大変なことがおこっているかもしれない」といった漠然とした不安の中で日々暮らしていたのがこれまででした。
 20世紀は破壊の世紀といわれ、産業革命によって北半球の先進国は大きな経済発展をとげました。しかし、その一方で21世紀は南半球を中心とした環境問題という大きなツケを残されました。 
 人が便利さを享受したいと思うのはあたりまえの欲求ですから、いまさら100年前の意識に戻ることは困難です。しかし、映画「ダーウィンの悪夢」や、ゴアの「不都合な真実」がベストセラーになる等、人々の環境問題に関する関心が大きく変化したのが昨年から今年にかけてのことです。
 この100年間に私たちの暮らしは一変したといわれます。
 昔なら冬寒く、夏は暑いのがあたりまえで、不便も随分ありましたが、日本人はそうした四季の移り変わりを楽しみながら暮らすという優れた国民性を有していました。四季折々に味わうことのできる旬の食べ物は、料理技術とともに器や作法といった日本ならではの食文化として今も世界から尊敬されています。また、俳句や短歌など季節の風流を味わうという感性は日本人が世界に誇ることのできる感性、あるいは伝統文化の一つです。私は旅先でそうした思いをたくさん経験しました。日本から離れてみてはじめてわかる、祖国のすばらしさです。
 団塊世代の大量退職という歴史的タイミングが今年からはじまり、お金と時間を持つシニアが第2、第3の人生へと突入します。その一部は余暇を楽しみ、人生の幸せを実感する為に旅をするといわれ、旅行業界から大きな期待を寄せられています。そうした人が選ぶ旅は、これまでのような白地図を埋めるような急ぎ足の旅ではなく、そこで何を経験、体験するか、何を感じて帰ってくるのかを大切にしているといわれます。
 したがって我々旅の世話をする側は、こうした社会変化に応じたテーマを学んで案内をする必要があり、それがサービスの質を決めるということになります。
 団塊世代の関心は、退職後も少し働くこと、例えばNPO活動など社会の為になることをしながら余暇を充実させることです。また、旅もそうですが、これまでは忙しすぎてできなかった趣味をすることや学びの機会を得る時間をもつこと。そして、それらを続ける健康を持続することです。こうした社会的就労・環境・福祉・教育というジャンルで日常の活動するわけですから、そうした勉強をしておくことは、TCとして一つのスキルになります。そうしたテーマ性のある旅、こだわり旅に人気が出ているのがその証拠です。
 知的生産性を担ったことのある人は、単なる観光旅行ではなく自分なりのテーマに沿って旅したいという行動に出るからです。
 かつて、日本の工業化とともに経済発展をささえた人たちが知識と経験を有し、大量に消費できる時間をもつ、この新しい社会始まりました。
 世の中に高齢者が増え、子供たち孫たちにこのままの社会、こんな地球を残すわけには行かないという声をよく聞くようになりました。普通の人達が何気なくつぶやくこうした一言に世の中の変化と、未来への希望の光を感じるのは私だけではないということも最近頻繁に実感するようになりました。
 テクノロジーとは、人のためになる技術をいいます。人間の知恵を合わせて時代の波を越えたいと感じます。民間外交の一翼を担う観光産業はそうした責任を持っているからです。

(Always k/s)
 
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