超高齢者時代をもっと楽しく快適に!!  
 
 
 
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生きがい探し
 50歳人口が日本人全体の5割を超える社会を迎えました。
 日本人の寿命が世界一であるとはいえ、まだ100歳迄には及ばないわけですから、半分以上の日本人が人生の超え折り返し点を過ぎていることになります。そう思うと「あとどれだけのことができるのか」と、自分の寿命を逆算して考えることが最近とても多くなりました。
 これまでの半生を振り返ってみても、おおよそたいしたことはできておらず「あっ」という間の時間でした。私が平均寿命を全うするとしても、その「あっ」という間の時間さえ命が残っていないとするならそれは恐ろしくなります。
 仕事柄、年長の方々とのおつき合いが多いわけですが、かなり多くの人が、残りの人生を社会貢献したいと考えているようです。ご本人は「好きでやっているから」と言いますが、そういう人生の先輩に助けられるほうからすればなんともありがたい話です。中には本当に「自分のためだけにやっているのでは??」という少々自分勝手な人もいますがそれは例外で、総じて高齢な人たちは何か自分が生きた証として、社会のためになることをしようと考えているのではないかと思います。
 他に例をみない急速な高齢社会の進展は、医療保険や介護保険財政の悪化を招いており、社会保障制度全体の破綻が危惧され、国は予防型システム重視へ制度転換を急いでいます。
 こうした視点だけを捉えれば高齢化がすすむ社会は問題が多く、日本の未来は暗いと書くメディアもありますが、私はむしろ今の異常な活気からすれば、はるかにましな世の中がやってくると期待しています。落ち着いた大人社会が拡大すれということは、日本も世界も少しは良い方向に向かうのではないかと思うからです。
 「幸せで明るく活力ある超高齢者社会」の構築は、私も含めて今国民の多くが望むところですが、持続可能な社会制度づくりは官・学に加えて我々民間企業の実践的データに基づいた視点が必要とされます。また、何よりも国民一人ひとりが自分勝手な人生に節度を持ち、できるだけ簡素で他人や社会、あるいは環境に負荷をかけないシンプルな生活を心がけることも重要です。
 8割の健康高齢者には健康長寿を心がけていただくとともに、現在要介護状態にある14%の人にはできるだけ状態が重くならないような方策を、また、介護予備層や軽度の要介護高齢者には介護予防の生活習慣を定着させることです。
 一方で団塊世代を含めた定年退職者の高齢期における関心事をみると、1健康、2生きがい、3経済 という結果があります。
 こうした現状を踏まえて、我々のような民間企業が超高齢社会に一つの産業として成立しなければならないと考える点が多いのです。
 自分勝手な楽しみではなく、自分の周囲も楽しくなるような生き方、働き方をする時代ではないでしょうか。私がこうした点で旅行業マンや特にTCが優れていると思うのは、人の世話をしたり、人が喜ぶ姿に自らの喜びを重ねられる人が適した職業だからです。仕事に何を選ぶかということは、生き方の証明であります。新卒のときになんとなく選んだというような会社でも、あとで振り返れば「私はこの仕事をするために生まれてきた」というような感覚を実感する人は少なくありません。自分の欲だけで選んだ仕事はうまく行きませんが、この「なんとなく」がとても大事なフィーリングです。
 私は旅の仕事を選びましたが、高齢者時代における旅の役割は健康づくりと確信しています。事実、旅を趣味としている人に認知症の人が少ないという統計もあります。
 生きている人のすべては、やがて死を迎えます。今の時代は、中途半端に豊かで、どうでもいいような情報が多く、若い人は自分の社会的役割や生きがいを見つけづらくなっているのではないかと気の毒になることがあります。
 自分は何のために命をもらったのか、そこがわかれば生きがいもわかります。
 地球誕生から現在までと、地球の余命を比べる地球時計というのがあって、先日それが残り5分から3分に変わったという発表がありました。日本人より、さらに地球は時間がありません。その事実の中で何をするかが、その人の生きた証明に外なりません。

(Always k/s)
 
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