超大型な観光場所とは言えません。

しかし地元に根付いて人情の温かさがあふれる大阪天満宮あたり。

1000年以上も前に創設された大阪天満宮。

しかしこの場所は実はそれよりもさらに300年も前に重要な社として存在していたのです。

どうしてこの土地に天満宮が置かれたのか?

天満宮ゆかりの臥牛、梅、鷽など実は他にも不思議なものがたくさんあるのです。

どうぞその秘密を探りに来てください。

3月には梅が咲き誇り、4月には桜も境内を彩ります。

正門前から南へ10分も歩くと大川が流れています。

川沿いにはたくさんの桜が両岸を彩ります。お弁当を買ってベンチでいただくのも風情があります。

川には大阪城まで遊覧できるアクアライナー、大阪ダックツアーの水陸両用車、ランチクルーズの「ひまわり」、リバークルーズ、水上散歩ができるSUPなど、ゆったり川の流れを満喫できる体験が豊富にあります。

また、ここは熊野街道の起点でもあり、八軒屋浜は江戸時代に伏見からの船が往来し、全国からたくさんの物資や食料品を運んでいました。界隈には蔵も残っています。

 

川沿いを歩いていけば中之島公園が続いています。

大阪中央公会堂は東京駅を設計した辰野金吾の指揮によるものです。

東洋陶磁美術館も個性豊かな展示を見せてくれます。

そしてもうすぐ「こども図書館」も開館予定。

こちらは安藤忠雄さん設計のモダンな建物です。

歩き疲れたら公会堂の地下にあるレストランで有名なオムライスを食べるもよし。

府立中央図書館2階ではオープンサンドのテイクアウトもできます。

バラ園では5月中旬~6月にかけて、そして10月中旬~11月にかけて数百種の薔薇が咲き誇ります。

きれいに手入れされたイングリッシュガーデンで写真を撮るのがおすすめ。

 

天満宮の横に続く天神橋筋商店街。

日本一の長さを誇り、2.6kmあります。

地下鉄の駅にすれば約3駅分。完歩すれば40分はかかるでしょうか。

しかも飲食店の数が半端なくあります。

とてもえらべないくらい多種多様なお店は通りからのぞくだけでも楽しいはず。

お店選びに迷ったら道行く地元の人に尋ねてみて下さい。

とっても親切に(「おせっかい」と世間では言う)教えてくれます。

人によっては言うだけではなくて直接連れて行ってくれたりします。

こんな風に歴史も人情も建築も「ええ塩梅」にごちゃ混ぜになった天満宮界隈、どうぞお越しください。

 

トラベルヘルパー石井仁美