『トラベルヘルパーという仕事との出会い』曽場勝司

私がトラベルヘルパーになったころは、普段、訪問介護と病院の夜間受付を隔日で交互にしていたと思います。
二十代のころ、声優養成所に通いながら、添乗の仕事をしていた私にとって、またいつか、旅の仕事に戻りたいと考えていました。
小児科医をしている中学高校の後輩たちに病気のこどもたちのおでかけや旅行の相談を受け、介護タクシーを運転するなど対応しているうち、ヘルパーステーションからは「そんな旅行会社の仕事をヘルパーがしなくてよい!やめろ!!」と言われるようになり、「だったら旅行の会社を探します!」といっていくつかの旅行会社、添乗員派遣会社に履歴書を送りました。
SPIあ・える倶楽部に確認の電話をしたとき「早速お願いしたいことが…」といっていただいたのがはじまりでした。

はじまりは、
添乗員

観光タクシーを始めたいというタクシー会社に経験を買われ、観光タクシー乗務員

神戸の会社にいたため、阪神大震災により、六甲山観光などがなくなる。

大阪で病院の夜間受付の仕事をみつける。前職で二種免許を取得していたため、救急車運転手に抜擢される。

隔日勤務なので空いた時間の有効活用としてまた、ともだちが障がい者でもあることから訪問介護をはじめる。

職場の責任者に高校が真言宗の宗門校であることから(とはいえ京都のことですから受験事情ですよ!)四国八十八箇所公認先達をすすめられ巡拝する。その後霊場会より補任される。

上記の話につながる!

そして、早速いただいた仕事が、杖歩行のお客さまの四国巡拝土佐の国でした!!

わらしべ長者のような話とよくいわれますが、ホントに長者になれるように
まず、トラベルヘルパーを知ってもらう!「そんなんできるんかぁ?」という声もまだまだきかれます。自分の持っている、知識技術などとかけあわせ、しばらくは「知ってもらう」が仕事のようになるのかなぁと…

それから、トラベルヘルパーとしての技量、知識の切磋琢磨はもちろんのこと、しばらくとまっている「声の仕事、ボイストレーニング」をはじめ、関心があるけどできてなかったこと(新分野もあり)にも取り組んでいきたいと考えています。

そして、後進の育成も忘れずに!自分ひとりでできなくても、何人かが集まればできることがある、と考えていますしまた、実感しつつあります。そのためには、人材の育成も欠かせませんね!

これらを実行していくことで、自分自身を深め、お客さまの笑顔のために(←京阪さんのコピーかな?)、ひいては自分の笑顔のために貢献できればと考えています。

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