『私がトラベルヘルパーになったわけ、そしてこれから』小林和江

私は父の介護のため、介護の基本を学ぼうとヘルパー2級の勉強を始めました。その頃、新聞記事でトラベルヘルパーの存在を知りました。

温泉が大好きだった父を再び温泉に連れて行きたいという思いはありましたが、入浴を嫌がり、だんだん薄汚くなる父をあまり人様に見られたくありませんでした。自力で父を温泉に入れたいと思い、トラベルヘルパーを目指したわけです。

あ・える倶楽部に相談していれば、父はもっと長生きをしていたかも知れません。認知症に対する理解が全然なかったわけで、今にして思えば父に申し訳ない事をしたと思います。

人生は、たとえ遠回りしたとしても、人との出会いがあり、良きアドバイスがあり、今日に繋がってきたのだと思います。そう考えると、心も少し楽になります。

まだまだ未熟ではありますが、私の存在がお客様のお役に立つことができ、私自身もさらに成長できる機会をいただき、素晴らしい仕事に出会えたと感謝しております。

お客様との素敵な出会いを楽しみにしております。


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